別館「今夜もここにゲイがいる。」

Podcast「今夜もここにゲイがいる。」配信者コーギィによる旅行記とか。脳のリハビリ目的で文章を書きます。

2019/03/04〜03/19ポルトガル・スペイン旅⑦リスボンから南のラゴスへ

前回はこちら↓

japancorgay.hatenablog.com

 

時は2019年3月9日。

今日はいよいよリスボンを去る日です。おさるのジョージ。情事。お猿の情事。

 

リスボンから長距離列車に乗りまして、ポルトガルの南のラゴスという街を目指します。なぜなら、そのラゴスという街から行ける「サン・ヴィンセント岬」を訪れるためです。

 

サン・ヴィンセント岬はユーラシア大陸最「西南」端の地としても有名ですが、あの沢木耕太郎の著作『深夜特急』にて世界一周旅行の最後の到達地点として筆者が選んだ場所でもあります。(実は筆者はこの岬を旅の終着地点としていますが、その後ロンドンかどっかに飛んだので実質上の最終地点とは少々異なるとかうんたらかんたら...)

 

朝起きましたら、

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宿の最寄駅は右上丸のMoscavide駅。

ポルトガル国内の長距離列車が多く通るハブ駅である「Oriente オリエンテ駅」へと向かいます。宿の最寄駅のモスカヴィデ駅からはなんとたったの一駅。

 

 

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朝の光を浴びるオリエンテ駅。汗だく、息も絶え絶え。

オリエンテ駅は建築的な美しさでも有名な駅だそうですが、それどころではありませんでした。

並んでいたチケットカウンター、旅行客でごった返していました。その長蛇の列に並んでいたら私の後ろにパーカーのフードと帽子をかぶった見るからに怪しい若者がスタンバイ。挙動が不振です。格好も旅行客のなかで浮いています。あ、スリだな、と私は直感的に思いましたので、スマホで日本語会話をするフリをしながら後ろを振り向き、そいつを見ながら日本語での会話(のフリ)を続けました。すると、そいつは列から離れてどこかに行ってしまいました。やはりスリだったのでしょうか。

 

問題はそこではないのです、問題は私が長く並んでいてやっと順番が回ってきたチケットカウンター。なんとそのカウンターでは、私が行きたいラゴス行きのチケットは買えないというじゃないですか。互いに拙い英語で、じゃあどこならそのチケットを買えるのかと問いましたところそのチケットカウンターは今私がいるところの反対側。かなりの距離でした。そして予定する発車時刻は間も無く。

 

走りました。走ってチケットカウンターを探しました。遠いね。

 

幸い、目当ての長距離旅行用のチケットカウンターは一人か二人しか並んでいませんでした。チケットを、ラゴス行きのチケットをくれ、すぐにくれ、もうあと三分くらいしかねえんだ、と息も絶え絶えに伝えたところ、面倒臭そうにレシートのようなペラ紙のチケットをくれました。何番のプラットフォームだよ、と親切にも教えてくれましたが、そのプラットフォームはなんと今いるところの反対側。

 

走りました。メロスは走った。メロスには政治とポルトガル語がわからぬ。

 

 

 

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間に合った長距離列車の車内。あせりと疲れの手ブレ。

間に合いました。なんだかんだ、プラットフォームの自販機で飲み水とスナックを素早く買って飛び乗る余裕さえありました。

 

ホッと一息ついて列車の座席の写真なぞ撮っておりますが、この座席は私の座席ではありませんでした。若い女性が恐る恐る、そこは私の席ですと、なぜそこに座っておるのだお主ジャパニーズかなどと申してきまして、どうやらチケットには指定された座席番号が書いてあるそうなのです。

チケットのどこに座席番号が書いてあるのかわからなかった私に、親切なその女性は懇切丁寧に教えてくれました。1番列車から11番列車くらい違いました。oh。

 

 

やっと自分の座席を見つけ、腰を据えて落ち着くことができました。ここから、長い列車の旅が始まります。

 

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リスボンからラゴスに行く列車は途中、シルヴェスという駅で乗り換える。

途中、乗り換える必要がありますが、そこそこの時間を列車内で過ごします。

 

みな、各々の過ごし方で車内の時間を過ごしています。タッパーに入れてきたサンドイッチとぶどうを食べている夫婦。二席分使って豪快に寝ているヘッドホンをつけた若者。パソコンカタカタしているビジネススーツ姿の紳士。スマホの充電コードをもってないかと歩いて聞いて回っている若者...。

私はというと、たまに何かを食べて飲む以外は、ほとんど寝ていました。だって窓の外の風景がずっと同じ、オリーブ畑か葡萄畑なんですもの。飽きてしまって。

前日にカスカイスの浜辺で小一時間、昼寝した結果の顔面の日焼けがひどいことになっていたのを覚えています。顔が真っ赤のジャパニーズは車内でかなり浮いていたことでしょう。いいのです、旅人はその地で浮いているから旅人なのです。

 

 

食っちゃ寝、食っちゃ寝していたら、乗り換え駅のシルヴェスという駅に着きました。

 

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シルヴェス駅、人が少ない。

小さな駅でした。ちなみに、トイレは写真の左側、反対側のプラットフォームにしか無かったです。反対側にいくには写真の中央に見える歩道橋みたいなところを通っていくしかないのでトイレに行くなら乗り換え時間に注意です。

 

しばらく待っていたら、また、落書きだらけの列車が来ましたのでそちらに乗ります。

 

この列車内では自由席でした。真向かいに、ばかでかいスーツケース4つをもった眼光鋭い黒人のおじさんがいて、こちらをじっと見つめているので一応ほほえんでみたのですが、さしたる友好の印は返していただけませんでした。

 

この辺りから暑くなってきます。ああ、南に来たんだな、と。ラゴスはヨーロピアンにとってのリゾート地としても有名な地です。

 

 

 

 

 

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ラゴス駅に着きました。乗ってきた列車。

 

そんなこんなでラゴス駅に着きました。ザ・リゾート地、といった風情で、沖縄の空港降りた直後みたいな空気感でした。列車も終着点、ユーラシア大陸最西南端の駅だとかで車止め?列車止め?みたいなのも写真に残っていますね。鉄オタの友人に写真を送りました。

 

 

 

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ラゴス駅。ユーラシア大陸最西南端の駅だったとか。小さいね。

駅を出ると、旧ラゴス駅がありました。ちんまりしていて可愛らしいですね。

 

 

 

 

 地図を見るとわかるように、駅を出て、ショッピングモールを過ぎて歩いていくと、マリーナがあります。

 

 

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ザ・リゾート!といった風情のラゴスのマリーナ。

うわあ、リゾートだ。と思いました。なんせ、曇り空のリスボンから来たばかりの私、シャツの上にセーターを着て、上着も羽織ってました。暑いのなんの。ついた途端に汗だくです。

 

そのまま歩みを進め、とりあえずラゴスにて滞在するホテルへと向かいます。あくまでサン・ヴィンセント岬へいくことが目的ですが、ラゴスには3泊します。その後は長距離バスに乗ってスペイン入り、セヴィリヤへと向かう予定です。

 

 

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なんていうか、リゾート地って良い意味でバカっぽいですよね。

 

 

着膨れて汗だくのまま、マリーナの橋を渡ります。

 

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海!潮風!太陽!光合成ビタミンD!マリンスポーツ売りの声かけ!声かけ!カモメ!という感じ。

 

 

途中のスーパーマーケットに立ち寄り、サンドイッチとか水とか、なんか美味しそうで安いものを買います。

 

 

今回ラゴスで泊まったのは、Hotel Montemarという名前の、ラゴス駅からは少し離れた場所にあるホテルです。シーズンオフなので安かったのです。

 

 

Google検索したら三つ星ホテルって買いてありますね。その割にはかなり格安で泊まれた記憶があります。ドミトリーとほぼ変わらない値段だったかと。シーズンオフのリゾート地は確かに街全体として人も少なかったので、もしかしたら卒業旅行としては狙いどころかもしれません。ポルトガルのいいところ、なんでも安い。素朴。ここです。ヨーロッパのくせに安い。

 

 

ホテルに着きました。ひとりですが、なぜかベッドは2つある小部屋。バスタブもついてる!小さなバルコニーもついてる!ホテルのフロントには小さなバーもある!あとはなんてったって、朝食付き!しかもビュッフェ!なのにこんなに安い!そんな記憶があります。

 

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エアコンもバルコニーもある!豪華!

ちなみにこのバルコニーに出ると、隣の部屋の人のバルコニーと接しているのでうふふな出会いとかが望めます。その逆も然りですが。vice versa

 

 

汗だくの服を脱いで、たまった下着やらの洗濯物をじゃぶじゃぶ洗面台で洗って干して、旅の荷物を整理していたらあっという間に日暮れでした。バルコニーから日暮れを見てみましょう。

 

 

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ホテルのバルコニーからの夕日。

 

バルコニーからは海も遠くに見えます。

 

 

疲れが溜まっているのか、この後、倒れるように寝ました。

 

寝て、変な時間に起きて、買っておいた食糧を食べました。

 

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アーモンドの粉が使われたポルトガルで有名なお菓子(名前忘れた)

 

6個入りの激甘パイみたいなお菓子をぺろりと平らげた記憶と写真が残っています。おいしかったです。安かったし。

 

 

夕飯を食べていると、あれ?なんだか頭痛とくしゃみと鼻水が止まりません。悪寒も小学生のように駆けまわります。

 

そうです、旅の疲れが出たのか、私はラゴスで体調を崩しました。

 

 

 

 

次回、太陽さんさんリゾート地ラゴスにて、寝込む。