2019/03/04〜03/19ポルトガル・スペイン旅①ワルシャワへ
2019年3月4日。私は成田空港にいました。
前日に大学の学科の卒業コンサート開催を終え、その後の打ち上げ飲み会でしこたまに酔い、2時間ほど睡眠してから二日酔いの頭を抱えながら成田空港にたどり着いたのを覚えています。
今回は大体2週間を使ってポルトガルとスペインの行きたいところを周る旅をします。
本当は卒業旅行なのでもうちょっと長く滞在・放浪したいのですが3/20に卒業式があってそれには出席しなければいけない理由があったのです。
旅の目的は以下。
・ユーラシア大陸最西端のロカ岬に行く
・ユーラシア大陸最「西南」端であり、小説『深夜特急』(沢木耕太郎著)の旅の最終地点でもあるサン・ヴィンセント岬に行くこと
・サグラダファミリアを見ること
・ヨーロッパの街並みをぶらつくことを楽しむこと
以上です。
前回の北ドイツ周遊旅行の反省を活かして、スケジュールは詰め込みすぎないようにしました。
同じくバックパックを背負ってのパッカー旅行になります。ですが、20歳になったばかりでドイツに行ったあの頃よりも成長し、22歳になって大学も卒業できた私。バイトで稼いだ蓄えもあの頃よりは多少多めにあるので前回のようにリンゴとサンドイッチだけをかじる旅をしなくてもいいのです。
それでも、出来る限り安い航空券をゲットしたいものです。
ヨーロッパに行く往復チケットはただでさえ高いものですが、私はなんとかして10万円以下におさえたかったため、今回はポーランド航空を利用することになりました。
成田ーバルセロナ(スペイン)の航空券が9万円前後で購入できました。
従って、旅程はこのようになります。
成田空港(日本)→【ポーランド航空利用】ワルシャワ(ポーランド)→スペイン(バルセロナ)→【ポルトガル航空利用】リスボン(ポルトガル)
でひとまず旅のスタート地点のリスボンに到着します。
そこから、リスボン→カスカイス→ラゴス→セヴィリヤ→グラナダ→バルセロナに戻ってくるような旅程です。そんでバルセロナからポーランド航空の帰りの航空券を使って成田空港へ戻る、という流れ。
今回は地図も載せてみました。こうして見ると、2週間で移動するにはやはり詰め込んだ旅程になっている気がします。心のもったいないオバケがすぐ出てきてしまうんです...。
ポーランド航空の機内は快適でした。機内食も美味しかったです。
独自なポイントとすれば、機体後部のギャレーがあり、そこにいくと食べ放題のスナックが用意されているところ。ポーランドのチョコレートバーばかり食べていました。ギャレーにはフライトアテンダントさんもいて、頼めばコーヒーなどの飲み物もそこでもらえます。
あと、ポーランド系のフライトアテンダントさん、男女問わず美形が多い。何故。生きるとは見た目の美醜ではないと思いつつも、つい自分ののっぺりとした顔と比べてしまいます。
機内で映画の『モアナ』を観て号泣したりしていたらトランジット地点のワルシャワ・ショパン空港に到着しました。
しょショパン生誕地ということもあって空港の名を冠しいます。ショパン、さすがです。
トランジットが長く、8時間以上あって翌日の早朝にワルシャワからスペインのバルセロナへと飛ぶため、ワルシャワで一泊する必要がありました。
空港からワルシャワ中心部は離れていますが、電車で一本でつながっています。
個室で、手軽な値段の宿がワルシャワ中心地の方にしか見つからなかったので私もこの電車に乗ります。
空港の券売機でクレジットカードが読み込まれず右往左往していたら、現地のマダムがポーランド語で助けてくれました。私が知っているポーランド後はジェンクイェ(ありがとう)のみです。
チケットを券売機で買って、電車内にある黄色い機械にチケットを挿入するとジャッと打刻される仕組みでした。
思っていたより近代的です。
ただ車窓から見られる景色は、なんだかどこかうらさびしい感じがしましたワルシャワ。
建物ものっぺりとした四角い建物ばかりが並んでいました。
ワルシャワは今回の旅の目的ではないので観光はしませんが、せっかくだから時間が許せば旧市街とか観光地にも行けたらよかったですね。
「自分で掃除する(犬の糞の処理をする)って誇り高いことだよね!」みたいな内容が書いてあると推測します。google翻訳の結果を参考にすると。
宿の門が開かなくて一悶着ありました。ブザーを押してもなにも誰も応えず、何度もブザーを押したり、門をガンガン叩いたりしていたら、中から女性が「仕方ないわね〜」みたいな顔をしながら出てきました。
"It's already opened."「開いてるわよ」といいながら中へといざなわれましたが、確かに門にはロックがかかっていて開かなかったのです。何故。
宿は個室でした。3畳くらいのスペースにシングルベッドよりも小さめのベッドが一つ、タンスと窓がある小さな個室です。バスとトイレは共有でした。
イスラエル大使館の隣にあるホステルだったのです。
ホステルの名前はTandem Warsaw Hostel。
宿について、長かった飛行機の疲れをとるべく少しベッドに沈み込んでいたらあっという間に外が暗くなっていました。夕飯を買いに行かなければいけません。
この建物、文化化学宮殿もワルシャワ名物のひとつだそうです。
当時のソ連からポーランドへの贈り物として建てられたそうで、共産圏で流行っていた重厚で高層なスターリン様式の建築が見所だとか。ただ、現地の人のなかには、この建物が残っていることを良く思っていない人もいるとか。
夕飯を調達するためにスーパーに行きました。ホステルには共有キッチンがついているので自炊ができます。
パンが一個10円とかです!この物価の安さは一体何。
写真右のヨーグルトだと思ったもの。ポーランド語が全くわからないので完全に勘で買ったらヨーグルトではなくカッテージチーズでした。食べて驚きました。人生初のカッテージチーズ体験でしたし。
悔しいのでサンドイッチとパスタに追加して全部食べました。
明日早朝にまた電車でショパン空港に行き、そこからスペインのバルセロナの空港へと飛びます。そこから今度はポルトガル航空の機体に乗り込んでやっとリスボン到着です。まだ旅ははじまってさえいないのです。
宿内のWi-FiでYoutubeにつないで、オードリーのオールナイトニッポンを聴きながら寝ました。
つづく