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2017/02/24ドイツ旅行②ブレーメン

ドイツ旅行①は↓

japancorgay.hatenablog.com

 

 

ハンブルク観光の翌日は高熱を出して1日寝込みました。

そして明けること2017年2月24日。ハンブルクの友人と街とにサヨナラを告げ、バスに乗ってブレーメンという街を目指しました。

 

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ドイツ国内を走る格安バスことFlixBusを利用

 FlixBusという格安のバスがドイツ国内中を走っており、今回の2週間の周遊において各都市間の移動は基本こちらのバスを利用しました。

事前にオンラインでチケットが買えるので、そこで発行されるQRコードをピッとして乗車するだけ。簡単です。

また、ドイツはアウトバーンという速度制限がほぼ無い高速道路が縦横無尽に存在しているため、都市間の移動がバスでもかなり手軽かつ素早いです。時速200キロとか怖いよね。フランス製の小さくてかわいい車とかだと吹き飛ばされそう。

 

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は、晴れてきてる!2月の北ドイツで!

ちなみに、2週間の滞在のうち晴れていて比較的暖かかった北ドイツはブレーメンの1日のみでした。あとはずっと寒風か霧雨、濃霧。そして私の気管支炎。

 

8:30にハンブルクを出発して、10:00ごろにブレーメンに着きました。

こういった細かい内容を当時メモに残しておいている自分のマメさに驚きますが、ブレーメンです。

まずはバス停を離れ、中央駅へと向かいます。大体の町には主要となる大きな中央駅(ハウプトバンホッフ)が存在していて、そこにはコインロッカーがあるのです。滞在予定のホテルのチェックイン時間よりも早くブレーメンに到着してしまうので、ひとまず駅のコインロッカーに荷物を全てぶちこんで観光することにしました。

 

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ブレーメン中央駅とピーカン晴れな青空

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中央駅のコインロッカー。比較的大きめのバックパックも押し込めばなんとか入ります。

 

さて、身軽になったところでブレーメン観光です。

ブレーメンはとても小さな街で、かつ観光名所が一箇所に集まっているらしいのですぐに観光はし終わるとのこと。

 

中央駅からしばらく歩くと有名な広場、マルクト広場があり、そこに旧市庁舎など観光の見所が集中しているそうなのです。とりあえずそこを目指します。

 

道中、アジア食品を扱う小さなスーパーがあったので立ち寄ってみました。中国系の方が運営している個人商店といった風情のお店で中華料理に使うものなどが多かったのですがこちらを見つけました。

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「日の出 Hinode」ではなく「Shinode」米

漫画「のだめカンタービレ」の読者ならわかるであろう外国で売っている日本ぽい誤字米です。バックパック旅行じゃなかったら買っていたくらいのテンションの高まりでした。買いませんでしたが...。

ハンブルクから変わらずずっと体調が悪かったので、このアジアンスーパーで生姜パウダーを1袋買いました。お茶とかに入れて飲んでれば体にいいかなと思って...。

 

 

さて、数分歩いたらそこはもう目当ての旧市街、マルクト広場です。

そして見えてきましたまずはブレーメン市庁舎。

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市庁舎

世界遺産にも登録されている市庁舎。そしてその前にはローラント像が立っています。都市の自由と権利の象徴らしいです。

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ローラント像

そして市庁舎の横にかなりひっそりと、わかりにくいところに、かの有名なブレーメンの音楽隊の像がたたずんでいます。

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皆が撫でるところだけつやっつや。

撫でると幸せになれる、的な像は世界各地にありますが、そういうのを撫でているときだけ、一人旅独特の寂しさを感じます。情感を誰かとリアルタイムで共有できない哀しさみたいなものでしょうか。ただ、そんなささいな悲しみに傷つくほどヤワな旅人ではないはずです。ドイツ旅行のあと、インドネシアポルトガル、スペインと旅行することになりますが、結果的に全て一人旅です。寂しくなんか無いのです。そうでしょう、ロバよ。そうでしょう、犬よ。あとその他よ。

 

先ほど見た世界遺産の市庁舎の真横には、2つの尖塔が特徴的な聖ペトリ大聖堂があります。

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左が市庁舎、右が聖ペトリ大聖堂。

写真の記録が曖昧で確かでは無いのですが、以下が聖ペトリ大聖堂の内部の写真だと思われます。

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ヨーロッパの街には大抵どこかしらに教会があって、教会があるということはベンチがあって、人もそんなにたくさんいないので、私のような気遣い人見知りぼっち旅人には絶好の休憩ポイントとなり得ます。

 

少し休憩して仏教徒の私は外へ出ます。

 

 

市庁舎やブレーメン像があるこのマルクト広場のあたりは、とにかく街並みが統一されて可愛げがあります。

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建物が素地から可愛い

 

 

さて、このマルクト広場の一角から一筋道をそれると昔風な出でたちの通りに出ます。

ベットヒャー通りと呼ばれるこの通りは、短い通りですが、中世の街並みを再現して作られた通りだそうで、カフェやお土産屋さん、手作りアクセサリーの工房などが並んでいました。

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ベットヒャー通り入り口にある金色の目立つヤツ。

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ベットヒャー通りの風情。右手に手作りモノの工房が見える。

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定刻になると鳴る鐘が連なったヤツ。

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ウインクするふくろう



ベットヒャー通りを歩いていたら小学生くらいの集団とすれ違いました。修学旅行っぽい感じでしたね。その中の数名にチャイニーズ!チャイニーズ!と呼ばれ目を細くするジェスチャーをされた気がしましたが、私の気のせいかもしれないし、わざわざここに4年後にここに書くことでもないような気がします。教育って難しいですよね。

 

さて、ベットヒャー通りは100メートルくらいの短い通りなのですぐ散策が終わります。

もう少し行くと川が流れていたり橋があったりで、そこの川縁に座ってアジアンスーパーで買ったリンゴとパンを食べて昼食としました。

 

その後はシュノーア地区と呼ばれる古い建物が集まるエリアを散策します。

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シュノーア地区の街並み。

シュノーアの方は全然人がいなくて、静かな住宅街のようでした。

しかし、可愛げのある建物がまだまだ並びます。まさにメルヘンですね。

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シュノーア地区で目を引いたカラフルな建物。

 

聞いていた通り、ブレーメンの観光名所は一か所にコンパクトに集中していてサッと見終わり、他のところは普通の街並みといった感じでしたので、スーパーで夕飯を買い、バックパックを回収し、ホテルへチェックインしました。

 

全編を通して、食べ物の写真が全然ありませんが、節約していたため大したものを食べていないからです。リンゴとかサンドイッチとか。今思えば、風邪が治らなかったのは栄養不足もあったのかもしれないなと思います。

 

ブレーメンで滞在するホテルだけ(だけ)はちょっとだけ(だけ)贅沢して、ビジネスホテルのようなところに泊まりました。清潔で、お洒落な個室で、エスプレッソマシンなんてものもついていました。

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せっかくのエスプレッソも喉が痛いので飲めなかった。

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ベッド。ドイツ旅行のなかで一番綺麗なベッドだった。

夕飯にリンゴとパンを(また)食べ、下着やヒートテック類を洗面所で手洗いをし、バスルームに荷紐を吊るして干しました。おしゃれホテルへの冒涜です。

 

ブレーメン旅行はこんな感じでコンパクトに済みました。

明日はブレーメンから電車に乗ってケルンという都会に向かいます。

 

つづく